【超失礼】「〇〇させていただく」を今すぐ止めろ!
誤用だ!御用だ!
お疲れ様です。
「〇〇させていただく」を連呼する人がよくいます。社会人は勿論のこと、政治家や評論家、コメンテーターに至るまで多くの方が使っており、なかには誤用がちらほら。その誤用が一回や二回ならまだしも、発言中に何度も繰り返し登場し、非常に気になります。
私もそうでした・・・。
正直自分は「〇〇させていただく」に目くじらを立てて気にしてはいなかったし、最近まで自分もよく「〇〇させていただく」という謙虚っぽくて便利な言い回しをよく使っていました。そう「させていただく」の本当の意味をするまでは・・・。
一度知ったら、誤用が気になって眠れない
「〇〇させていただく」の本当の意味
そもそも「させていただく」とはどういった場面で使われるのか。私は文化庁のホームページを開いて確かめてみた。
「(お・ご)……(さ)せていただく」といった敬語の形式は,基本的には,自分側が行うことを,ア)相手側又は第三者の許可を受けて行い,イ)そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合に使われます。
(文化庁のホームページより引用)
相手から許可を得た上で行う場合に、「(許していただきありがとうございます。お時間を頂戴いたしますが、)〇〇させていただきます。」といった雰囲気で、許していただいた人に敬意を表す言葉なんですね。一方、「説明させていただきます。」「検討させていただきます。」「お邪魔させていただきます。」のような、自発的に行う場合に使うのは誤用です。俺の許可も得てないのに、勝手に許可を得たことにしてんじゃねーって話ですね。
もはや病気?「させていただく」を多用してしまう人
何かにつけて、「させていただきます。」「させていただきます。」と連呼する症状を「させていただく」症候群というらしいです。何故多用してしまうのか、それは以下の二つの理由だそうです。
①どの動詞もつけることが可能で便利
②配慮の気持ちを示せている(と勘違)
②については、非常に納得がいきます。さしずめ、「(ご迷惑をおかけして申し訳ありません。勝手ながら私の方から)〇〇させていただきます」←誤用。といった風です。ちょっぴり遠慮しがちな臆病心から使ってしまうのでしょうかね・・。ちなみに、偉そうに語ってますが私も「させていただく症候群」でした。しかし、処方箋(誤用回避のコツ)を習得以降、この病を克服することができました。
超簡単!脱「させていただく」症候群
「させていただく」とは、超便利で謙虚な言葉と思いきや。相手から許可を得ていることが前提であり、使える場面が限られている言葉。むやみやたらに使うのは逆に相手に失礼な言葉。ということを説明いたしました。現代社会が生んだ病理とも言える「させていただく」症候群ですが、実は簡単に克服可能です。
<こうすればOK>
させていただく⇒いたします。
はいこれだけ。超便利な変換方法ですね。「いたしました」に変換するだけ。ぜひ皆さんも使ってみてください。ちなみにこの段落でも、「いたしました」変換を使い誤用を回避しております。是非探してみてください。
今回は、これで以上です。
また次回の記事でお会いいたしましょう。