【朗報】回を追うごとに「バーチャルさんは見ている」の評価が上がりつつある件について。
「バーチャルさんは見ている」。回を追うごとに『評価が上がるアニメ』である3つの理由。
お疲れ様です。
へちやぼらけです。
Vtuber評論家です。
今回は、色々と話題の深夜アニメ「バーチャルさんは見ている」について、記事を書こうと思います。(バーチャルさんはみている #1「バーチャルさん誕生」 アニメ/動画 - ニコニコ動画)
◇「バーチャルさんは見ている」
まずは、放送当初の視聴者の反応から振り返ろう。
私は、ここまで不評を勝ち得たアニメを知らない。Vtuberファンであろうが、無かろうが認めなければいけない事実だろう。
端的に言えば、意味の分からない脚本。そして、アニメと名乗りながらも3Dで話が進む点。「は?」とコメントしたくなるのも頷(うなづ)ける。
また、4,5分のショートコントを寄せ集めて23分の動画にしているのも、既存のアニメ視聴者からすると違和感があるのかもしれない。
Youtuberでの生放送と違って、視聴者を択ばず深夜アニメとして放送したのも良くなかった。「Vtuber」を知らない人が視聴したら、どれほど辛いか。それは、想像に難くない。案の定、youtuberやアンチ等のネタとなり、同アニメを批判する動画が沢山登場した。
悲報、Vtuberアニメがあまりに酷すぎてトランプ大統領ぶち切れ
「艦これ」の人気が下がったのがアニメのせいだと思ってます。
— ひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hiroyuki_ni) January 12, 2019
派生品が出たときに質が低すぎると「もう追っかける必要ないよね?」と気づいて、元作品に対する忠誠心も下がるのが原因でないかと。。。
Vtuber全体への興味を失わせることにならないといいですけどね。。。https://t.co/8jcHHnHkh0
ちなみに、一般視聴者からのコメントを抜粋すると以下だ。
〇批判コメント
・凡才テレビ君
・風邪の時に見る夢
・劣化版ポプテピピック
・懲役23分
・だいさんじ
・素人の学芸会
◇回を追うごとに違和感が…。
ただ、視聴し続けるとあることに気づく。「あれ、以外と視聴できる」ということ。
視聴する度に、同アニメの癖のある構成にも慣れ、単純に楽しめる23分の映像になっているのだ。
3話を視聴して、この考えは確信に変わった。3話のコメントを見ると「面白いかった」というコメントを多く散見。また、全部ではないにしても「このコーナーは面白い」と一部分を称賛するコメントが増えている。
その理由は主に3つあると思う。
〇視聴者厳選
理由の一つは、Vtuberを知らない人が単純に1話で同アニメを見限った。ということ。
忘れてはいけないのが、このアニメはVtuberファンだけを対象に作られたモノであるということ。そもそも一見さんお断りのアニメなのだ。
(同アニメの最初のコントは、ゲーム部というVtuberが演じる。しかし、このコントではゲーム部の紹介は一切なし。完全に一元さんお断りの動画構成なのだ)
同アニメの最初は、ゲーム部が務める。しかし、ゲーム部員たちの紹介は一切ない。アニメ冒頭のコーナーにも関わらずだ。ゲーム部員達の自己紹介が無いことから分かるように、そもそもVtuberを知らない人には作られていない。
「Vtuberファン以外はお断り」なアニメの作りは、第一話こそ不評であったが、回を追うごとに視聴者が厳選される。良い意味で、アニメではなくファンだけが集まる「生放送」と同じ様なノリになっているのだ。
〇レベルアップ
また、映像自体のクオリティも上がっているということ。視聴者からのコメントを参考にしているのだろうか。人気なコーナーは残しつつ、不人気なコーナーを省いて、その分をVtuber達のトーク時間にあてているという点。これが、Vtuberファンの需要とマッチしている。
心なしか、各コーナーのネタのクオリティも上がっている気がする…。だとするならば、これはVtuber達の努力の賜物だ。
〇慣れた
独特の癖のある映像に視聴者が慣れたということ。視聴者が慣れることで、違和感なくVtuber達のコントを楽しめるようになった。視聴者は、肩の力を抜いて、生放送感覚で視聴できるようになってきているのだ。
また、アニメの構成が毎話同じ作りなっているのにも良い。ルーティン化されることで、一種の安心感がこのアニメにはあると思う。
単純に歌が良いっていうのも、良いですよね。
【コメ付き】キズナアイ - AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ) 「Kizuna AI 1st Live “hello, world”」【バーチャルさんはみているOP】
「バーチャルさんは見ている」。初回こそ不評だったが、今後どうなるかとても楽しみだ。最終回、同アニメにはどんなコメントが流れるだろうか。ポプテピピックの様に「愛されるクソアニメ」として、語り伝えられるのではないだろうか。
以上。ではー。