へちやぼらけのブログ

総PV数30万を達成!主にVtuber・VRの紹介記事などを執筆する。

VTuber大好きライター !
VTuber評論家として、気になったVTuberの魅力を日々記事にしてます。

【日本終了】ひろゆき「このままだと、日本に未来はないよね。」という本をレビューする。

ひろゆき流「日本オワコン論」を読んでみての感想を記事にするよ!

お疲れ様です。
へちやぼらけです。

今回は、本のレビューをしてみようかなと思います。レビューする本は「このままだと、日本に未来はないよね」という本。2019年3月に出版された本。出版したてホヤホヤの本です。

f:id:hetiyaborake:20190323200806j:plain

著者は、2ちゃんねる(5ちゃんねる)の創設者ひろゆきさん。(twitterひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hiroyuki_ni) | Twitter

ひろゆき」さんは、2ちゃんねるニコニコ動画などの、現在のネット文化の礎とも言えるサイトを作った方。今現在は結婚されており、同サイトで儲けたお金で、日本を捨てフランスに移住。フランスで生配信しながら、悠々自適な勝ち組生活を送っています。ネット内には、彼のファンは多く存在する。

自身、色々な人の考え方を吸収するのが好きなので、言論系の動画を良く視聴したり、この手の本とか頻繁に読みます。ひろゆきさんは、今回レビューさせていただく本以外にも多数出版されておりますが、私は無論、全て購読済みです。私も実は、彼のファンの1人なのかも知れません…。

◇この本を読んでみて。

と、1通り話したうえで、この本のレビューですが、良く言えばひろゆき流、これから生き残るためのエッセンスが詰まった本」。悪く言えば「あまり、得られるものは無かった本」というのが、正直な感想。これは私自身、ひろゆきさんの本・生放送を良く見ているからというのもあるのでしょう。「この話、youtubeでも聞いたよ!」という内容が多かった。(5年くらい前に出版されていたら、新鮮味もありベストセラー不可避だったはず。)


【東浩紀×津田大介×ひろゆき】 日本の政治に未来なし!? 【夏野剛×茂木健一郎】 【Leo選 一流の考え方】

そういった意味で、ひろゆき」さん的な考え方を知らない若い人にこそ、読んで欲しい1冊です

の本の前半では、日本の抱える色々な問題を紹介しながら「日本はオワコン(衰退国家)である」ということを平易に解説。後半は、日本がオワコンであることを前提に、"どうすれば幸せに生きられるか"を自論ベースでお話しされます。

f:id:hetiyaborake:20190323192753p:plain

この本を読破すれば、『経済』・『金融』・『政治』・『国際情勢』を手広く学ぶことができでしょう。もっとざっくり言えば、youtubeなどで流行りのネット言論を広く浅く習得できます

ただ、本人も著書で述べていますが、これら知識のソースはネットから(勿論、それが悪いわけではないですが)。ネットに書いてある知識を元に、この本を書かれているため、私の様な、普段からネット言論を視聴する人にとっては、目新しい情報は余り無い。1次情報は少なく、2次情報を詰め込んだという感じ。

頃は、各分野の専門家・評論家たちが無料でyoutubeに動画を上げている時代です。経済・金融・政治・国際情勢などなど、より詳しく知りたいのであれば、専門家・評論家のyoutube動画を視聴する方が良い。(この本は、その前段階として、広く浅く知識を吸収するには最適でしょう。)

◇勿論、良い面もある!

勿論、この著書には良い面もあります。愛護させて下さい。この人の出版する本は、難しい単語・表現がなくて読みやすい。これは、マジ。本当に読みやすいんだって! 私自身、この本に没入して1日で読み切ってしまいました。

また、豊富な知識の上で語られるITに関する話は新鮮で面白かった。レビュー記事なので、詳しい内容にはふれませんが、次回の著書では、分野をITに絞って出版されてみては?と思う(と言うか読んでみたい)訳です。

f:id:hetiyaborake:20190323201016p:plain

コモディティ化した「ひろゆき的思考」

先ほど「5年前だったら、売れていた」と述べました。昔は、ひろゆきさんの「〇〇不要論」「〇〇が無駄だ」という話が、真新しく新鮮で面白かった。彼の話を契機に色々な議論が活発になったのも記憶に新しい。

かし2019年現在、悪く言えばひろゆき的思考」に真新しさを感じなくなってきている。良く言えばひろゆき的思考」が日本にも根付いてきたんじゃないかな~と思う訳です。時代が、ひろゆきさんに追いついた。

それこそ、日本のオワコン(衰退)化と合わせて、無駄なことに時間を割く余裕がなくなりました。社会全体が無駄を無くそうとしている時期に移行しています。ひろゆきさん的な考え方を咀嚼した上で、日本に合う形で実行している段階にあると思うのですよ…。

働き方改革がその際たる例。「これ無駄じゃね?」「こんなの意味なくね?」と思われる社内文化・業務は、洗い出して無くす努力をしています。長時間労働も極力しません。また、会社が余りにもブラックだったら転職する人も増えてきましたし、日本に見切りをつけて海外に移住する人も結構増えてきている状況です。

更に、少子高齢化などの社会問題が、無視できない段階に突入しており、綺麗ごとだけの議論もなくなりました。昔だったら『口にするのも憚れる様な、思い切りのある施策』も、ネットベースですが、議論が活発です。

て、色々と述べましたが、この本を読んで強く印象に残ったことは「やっぱり日本はオワコンなんだな~」ということ。私もひろゆきさんの様に、将来はフランスで悠々自適に暮らせるよう頑張ってまいります。以上、では~。