【バーチャルキャスト】アプデ後を実際に体験。魅力を存分に伝えます。
アップデート後のバーチャルキャスト(Virtual Cast)を、実際に体験。魅力を伝える記事。
お疲れ様です。
へちやぼらけです。
Vtuber評論家です。
2019年02月24日。株式会社バーチャルキャストより、同社リリースの「バーチャルキャスト」の大型アップデートがあったことを通知。同社は、即日アップデート内容を生放送にて公開した。
◇バーチャルキャストとは?
このソフトは凄いんだって。バーチャルキャストの凄さについては、以前記事にしている。
バーチャルキャストとは、「バーチャルな3Dモデルになって、VR上でコミュニケーションできるソフトウェアサービス」。私的に超ざっくりまとめると「あなたがVtuberになって、生配信できるソフト」だ。
もともと”みゅみゅ”さんが私的に開発した「VRのトンでも技術」だったのですが、「バーチャルキャスト」というソフト名で、これを大胆にも無料でリリース。VR機器を買えば、誰でもVR空間上で、配信・コミュニーション可能となった。
◇何がアップデートされた?
リリース当初のスペックでも、楽しむには十分だった。しかし、バーチャルキャストの人達は、これでも満足いかないらしい…。今回、更に大幅な改良・アップデートを実施した。
アップデート内容をお伝えする上で、特筆すべきは「VCI」という追加コンテンツ。「VCI」とは「バーチャル・キャスト・インタラクティブ」の先頭アルファベット3文字をとった略称である。
細かい技術的な話は抜きにして、ざっくり言えば「VRMのアイテム版」。VRM形式で作成した人型の3Dモデルは、ニコニ立体に投稿することで共有が可能。閲覧したり、実際に皆に使ってもらうことができる。また逆に、ニコニ立体に投稿されたモデルを使ってVR空間内で遊ぶことができる。
VCIは、そのアイテム版。自分で作ったアイテムを「THE SEED ON LINE」というサイトに投稿することで、共有が可能。実際に皆に使ってもらえるのだ。また、同サイトに投稿されたVCIを使って遊ぶことも可能。
VCIの作り方はUnityで3Dモデルを作成後、専用のソフトを通してVCIにコンバートすることで完成する。とっても簡単だ。
また、Luaというプログラミング言語を使用することで、アイテムに色々なギミックを付与することができる。例えば、時間の経過に合わせて3Dアイテムに変化を加えることができたり、音やアニメーションを加えることができたり、重量や浮力を与えたり…。ギミックの付け方はほぼ無限大だ。VRの可能性が広がる。
VCIを作るのは、ややハードルがあるかもしれない。しかし、投稿されたVCIを使って遊ぶだけなら、誰でもできる。バーチャルキャストさんの仕様説明書は根絶丁寧ですからね。仕様書アレルギーのある私でも、理解できるように書かれている。図解などもあり分かり易い。
当然フリーで色々なアイテムが配布されている。
◇突撃取材!
と、言うことで説明が長くなってしまった。この章では、実際にVCIで遊んでみての感想を記事にしていくぞ。筆者は早速バーチャルキャストを起動し、アップデート後のVRの世界を体感してきた。
VCIを即体験できるよう”みゅみゅ”氏により、VCIが無料配布されている。まずは、それをダウンロードして遊んでみた。バックギャモン・卓球・椅子、ワイングラスのVCIが用意されていた。
さて、これらのVCIをダウンロードし、バーチャルキャストを起動する。。。すると、ダウンロードしたアイテムがっ! 右上に「THE SEED ON LINE」のアイコンが付いてるやつがダウンロードしたアイテムらしい。
とりあえず、バックギャモンを自分の3D空間に召喚。バックギャモンのアイテムアイコンをクリックするだけで、目の前に登場する。
こんな感じだ↓
ボードの上に、サイコロ・駒がある。至ってオーソドックスなバックギャモンである。ただ、普段のアイテムと違うのが、サイコロ・駒が重力をもっているということ。プログラミングによって、VCIに重力を与えているのだ。
台を吹き飛ばすとサイコロ・駒が吹き飛ぶ。宙に舞い、バラバラとモノが落ちてくる様子に思わずうっとり。思いっきりぶちまけてやりましたよ(笑)
次は、卓球台で遊んでみました。ピンポン玉が台や壁にぶつかると「カツカツ」と音を立てる。ピンポン玉には、反発係数・摩擦係数が設定されているようで、玉の挙動は現実の「ソレ」と同じ。とってもリアルだ。
台は掴んで動かすことも可能。
バックギャモンのボードをひっくり返すのに快感を覚えたため、卓球台の上に落としてみた。卓球台にも当たり判定があるため、台の上でバラバラで崩れ落ちるサイコロ・駒たち。とても気持ち良い。
◇公開VRスタジオ
VCI以外にも、今回のアップデートで「公開VRスタジオ」なるものが追加された。「公開VRスタジオ」は、他のユーザーと共有できるVR空間だ。各々のユーザーが自由に出入り可能で、VR空間内で一期一会のコミュニケーションを楽しむことが可能。
「VRchat」の様な世界を想像してもらえればOK。
ただ、VRchatは全世界で使用されているため、海外の人が多い。日本人に出合える機会は少なかった。しかし、「公開VRスタジオ」にいる人は皆日本人。日本人同士でコミュニケーションを図るなら、こちらの方がよさそう。
実際に「公開VRスタジオ」に凸してみると、既に3名ほどおり卓球を楽しんでいた。
当然、「公開VRスタジオ」に存在するアイテムもVCI仕様。テーブルに物を置くとこも可能。ぶん投げることも可能。勿論、自分の体にも当たり判定があって、ぶつかれば物は吹き飛ぶ。
◇VCIが早速…!
『THE SEED ON LINEに投稿されたアイテムは、ダウンロードして遊ぶことが可能。』という話をしたが、既に有志により、VCIがリリースされている。
VCIは楽しいぞ!みんなもバーチャルキャストで使ってみてね~!
— おぐら@新刊とグッズはBOOTHで通販してるよ (@OGOG_Ogura) February 26, 2019
木琴: https://t.co/Ei4PIZQpQM
教室: https://t.co/uXd7ybBrD3#THESEEDONLINE #TSO_ITEM pic.twitter.com/u7t8jfKQLw
これからも、続々とVCIが投稿されていきそう。今後の発展が非常に楽しみである。